2020年6月 N-VANで山陰地方 その1(初夏)では天候不順や事前調査不足等で往訪できなかったところも多く、そのリベンジの意味で再び山陰方面に出発しました。
ここでは初日の美作(みまさか)までの様子をお伝えします。
1.1日目 美作(みまさか)へ ← 本稿
(道の駅 宿場町ひらふく)
2.2日目 植田正治写真美術館、石見銀山
(石見銀山公園)
3.3日目 大山、城崎温泉、コウノトリの郷、伊根
(道の駅 舟屋の里伊根)
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1日目
1-1.何故 再び山陰地方への車中泊旅か
5月末に出発した「N-VANで山陰地方 その1」は、新型コロナの影響や梅雨入り直前ということもあり、不完全燃焼でした。
7月29日に南九州で梅雨明けとなり、続いて西日本もすぐに梅雨明けすることが予想されました。
そこで5月末の車中泊旅で断念した伊根の舟屋や、新型コロナの影響で入浴できなかった城崎温泉、撮り損ねたコウノトリ、休館だった植田正治写真美術館など訪れるために「N-VANで山陰地方 その2」を企画しました。
また今回、新しい訪問先として世界遺産の石見銀山(いわみぎんざん)と前回その雄姿を見ただけの大山(だいせん)を追加する計画です。
1-2.おおよそのコース
前回は最初日本海側を通って反時計回りで山陰地方を回ったので、今回は最初に中国自動車道、米子自動車道で島根まで行って、帰りに山陰自動車を通るという時計回りで帰ってきました。
この行程全体図は概略で、行程の詳細は後程説明します。
7月30日は午後からの出発だったので、3時間ほどで到着できる岡山県美作市(みまさかし)を初日の宿泊先としました。
美作に決めたのは、宮本武蔵生誕の地であることと、亡父が岡山出身という、軽い理由です。
2日目(7月31日)は、道の駅周辺の農家の様子を撮ってから植田正治写真美術館の開館時間に間に合うように移動し、その後玉造温泉を経由して世界遺産の石見銀山で車中泊です。
詳しくは、こちら。
3日目(8月1日)は、石見銀山からは東に折り返し、途中大山に寄ったあと、城崎温泉、「コウノトリの郷公園」と移動しその日は伊根の舟屋の道の駅で車中泊しました。
詳しくは、こちら。
4日目(8月2日)最後の日は、しばらく伊根をブラついたあと、三方五湖に移動し、そこから南下して自宅まで戻りました。
1-3.美作(みまさか)
初日は、ほぼ高速道路(名神、新名神、中国自動車道)を使って岡山を目指しました。
天気予報どおり岡山の手前から前が見えづらいほどの大雨になりました。
雨中の運転ということで緊張もあったと思いますが、却って運転に集中でき距離を稼げたようです。
このまま最初の目的地である植田正治写真美術館近くまで行ってしまうと、翌朝は開館時間までかなり時間を潰す必要があります。
それがちょっと勿体ない気がして、勝央SAで休憩中にその周辺を調べたところ近くに宮本武蔵生誕地の美作(みまさか)があることが分かったので、一旦戻って美作の「湯~とぴあ黄金泉」に向かうことにしました。
その湯~とぴあ黄金泉は中国地方随一のラジウム温泉(鉱泉)だそうです。従業員さんの対応も含め、気持ちのいい温泉でした。
そのラジウム温泉もさることながら、美作インターからそこに向かう田舎道の風景がとてもすばらしいことに気が付きました。
こういう発見は計画がゆるい車中泊旅のメリットでしょう。
その道の両側にはゆるやかな棚田が作られてその緑の濃淡が美しく、更に品のある建物がそこかしこにあって、まるで宮崎駿の世界のようです。
ここの年代ものの家々の家構えは洗練されていて精神的豊かさも感じられます。
オランダやスイスなどのヨーロッパの古い街並みと比べても、全く見劣りしないと思います。
(是非クリックして写真を拡大してご覧ください。)
最後の写真には同じような大きさの建物が二つ並んでい写っていますが、その二階部分のデザインが違っていて、ちょっといい感じです。
その上の二枚の写真は1日目の夕方に、その二階家の写真と冒頭の写真は2日目の朝に撮ったものです。
曇り空でスッキリしませんが、そのぶん緑がきれいでした。
1-4.道の駅
最初、「湯~とぴあ黄金泉」近くの道の駅「あわくらんど」で一泊するつもりでしたが、現地に行ってみると「車中泊禁止」の張り紙がありました。
過去に何かあったのかも知れません。一部に「車中泊=傍若無人」、というイメージがあるようで、残念です。
仕方なく、近くの道の駅「宿場町ひらふく」へ移動しました。
道の駅到着のときは雨は上がっていたものの、車内の温度は28℃湿度88%と寝るにはいい条件ではありません。そこで窓に取付けた換気扇を稼働させ、そんなこともあろうかと持参したUSBポータブルファンで風を送ってやっと眠りに着くことができました。
このUSBポータブルファン(デスクファン)の羽根はUSBファンとしてはかなり大きく(直径18cm)従って低回転でも風量が稼げます。低回転なので音も静かです。
これが無かったら、相当つらい一夜になったと思います。
できることなら夏は標高の高いところで車中泊したいものです。
2.2日目 植田正治写真美術館、石見銀山 ← 翌日の様子です。
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