山陰車中泊旅 再び、の2日目で植田正治写真美術館から石見(いわみ)銀山までの様子をお伝えします。
1.1日目 美作(みまさか)へ
(道の駅 宿場町ひらふく)
2.2日目 植田正治写真美術館、石見銀山 ← 本稿
(石見銀山公園)
3.3日目 大山、城崎温泉、コウノトリの郷、伊根
(道の駅 舟屋の里伊根)
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2日目
2-1.植田正治写真美術館
まだ薄暗いうちに起き、朝食を済ませた後、昨日の続きで美作の美しい田園風景を撮りに出発です。
朝の光の中では、昨日見た白壁の農家は壁が白く浮き上がるようには見えませんでした。
撮影には光の状態が大きく影響するということを再認識しました。
その後は、再び中国自動車道に戻って、植田正治写真美術館へ移動しました。
植田正治氏の作品を紹介したいところですが、著作権法の関係でここには掲載できません。
ネット検索されるか、東京近郊にお住まいの方は山手線恵比寿駅近くの東京都写真美術館でご覧ください。
東京都写真美術館のエントランスのほぼ壁一面に氏の写真が拡大され掲示されています。
上の写真は美術館の2Fホールから大山を望むところの窓です。残念ながら大山は雲の中でした。
この美術館を検索すると、このガラスに書かれた帽子の前に人が立った写真が沢山あります。
逆光のため人物は黒く、その頭には帽子が浮いた状態の植田正治風の写真が撮れる人気のスポットです。
その窓にアマガエルが貼り付いていました。のどかです。
2-2.玉造温泉
松江近くに来た以上は、1300年の歴史と美肌効果で有名な玉造温泉に入浴しない訳にはいきません。
玉造温泉には、大きな旅館・ホテルが立ち並んでいて、その中の5階建ての日帰り温泉「玉造温泉ゆ~ゆ」に行ってみました。
因みに、浴室は5階部分にあります。
立派な建物で、ちょっと料金が心配でしたが、一人500円と非常にリーゾナブルでした。加えて泉質も浴室も申し分なしす。
2-3.石見銀山
玉造温泉からは山陰自動車道を使って石見銀山(2007年世界遺産登録)に移動しました。
さすが世界遺産、ここは見るものが多く、かつ広範囲です。
最初に「石見銀山世界遺産センター」で銀山のことを理解した上で、車で5分くらいの石見銀山公園に移動し、そこからはレンタサイクルで10分くらいの「龍源寺間歩(りゅうげんじまぶ)」に行って間歩(坑道)を見学するようになっています。
(坑道までは幅が狭い生活道路となっていて一般車の通行は禁止です。)
更に自分には、石見銀山公園から下ったところの「街並み地区」も非常に興味深いところでした。
上の写真では分かりませんが、坑道の両側には人間が這って入るような小さな坑道が沢山あります。
銀鉱石は岩に含まれているのではなく、岩と岩のすき間に存在しているため岩を掘り出すのではなく、すき間を掘り進めるから這って入るような小さい坑道にになるそうです。
人間の執念を感じます。
この後、石見銀山公園まで戻って、昔の代官所跡や庶民が暮らした「街並み地区」を歩いてみました。
この日は小学校の終業式の日だったようで、沢山の荷物を持った下校中の子供たちと、道端で夕涼みしている老人たちがおしゃべりしている、という昭和のような場面にも遭遇しました。
なつかしさを感じます。
上の写真では分かりづらいですが、この家々には今も住まわれている家もあり、下の写真のように内部が改装されて芸術活動に使われたり、カフェや旅館になっているところもあります。
2-4.車中泊
街中を歩き回って汗だくになったので、ちょっと前に玉造温泉に行ったばかりですが、さっぱりしたくてここから10kmほどの元湯温泉「泉薬湯」に入ってきました。
源泉かけ流しで、堆積物がこびりついて昔の湯治場の雰囲気が好きな方にはたまらない所と思います。
18時頃、再び石見銀山公園の駐車場に戻ると、自分以外の車はなく、ここで一晩お世話になることにしました。
公園のトイレは24時間使えました。
この駐車場はとても静かというか、セミの声だけが聞こえてくる車中泊には最高の場所でした。
上の写真は、誰もいないので後部ドアを開けて換気しているところです。
3.3日目 大山、城崎温泉、コウノトリの郷、伊根
↑ 翌日の様子です。
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