2022年6月 伊吹山・郡上八幡/N-VAN換気扇の実装テスト

N-VAN換気扇の実装テスト

N-VAN用換気扇を新規作製したことを以前のブログで紹介しました。

その実装試験のために夜間に気温が下がって結露し易くなる山上の駐車場、伊吹山スカイテラス駐車場で車中泊することを計画しました。

ところが、伊吹山の駐車場は7月8月の週末以外は夜間閉鎖されるとのことで、一旦伊吹山で写真撮影したあと、道の駅「古今伝授の里やまと」(岐阜県郡上市大和町)に移動して新しい換気扇の実装テストをすることにしました。

  

1.伊吹山

伊吹山(標高1377m)は琵琶湖の北東に位置する滋賀県の最高峰で、岐阜県との県境にあり、日本百名山にも選定されています。

また、この山は石灰岩でできていて山頂付近には森林がなく、見晴らしが良いのと、多くの花々が見られるので有名です。

そこで、それらを撮影するために朝10時頃自宅を出発し、名神高速と伊吹山ドライブウェイ経由で12時頃に伊吹山9号目のスカイテラス駐車場(標高1260m)に到着しました。

ドライブウェイ入口から5km付近から伊吹山を望む

スカイテラス駐車場から頂上を目指す登山道は以下の3通りあり、西登山道コースで頂上を目指し、下りは東登山道コースを利用しました。

hpから転載

下の写真は西登山道コースを登り始め、ふり返ったときの様子です。

西登山道からスカイテラス駐車場を望む

登山道や法面に見られる白い石が石灰岩です。

登山道の両脇には珍しい花々がみられました。以下はその一例です。

クサタチバナ
ヒメレンゲ
イブキガラシ

最後の写真の白い花はニリンソウ、それらの間の小さい花で花弁の先が割れた花はコバノミミナグサ、黄色い花はツルキジムロです。

この中で、小さいコバノミミナグサはこの伊吹山と山口県の石灰岩地帯にだけ分布しているそうです。

山頂のちょっと手前で長浜市や琵琶湖を一望できる岩場で撮ったのが下の写真と動画です。

伊吹山から琵琶湖を望む

動画の最初の方で、竹生島(ちくぶしま)が写っています。

山頂で少し休憩したあと、東登山道コースで駐車場に戻ってきました。

案内にも書かれていましたが、この東登山コースには岩だらけのところがあって、しっかりした靴を履いていないとかなり危険です。

また石灰岩台地の特徴でもあるドリーネと呼ばれる窪地がコースの両側に見られ、その地下に大きな空洞が広がっていると思うとちょっと怖い感じです。

往復約2時間のハイキングでしたが、高山の雰囲気を味わうことができました。

  

2.道の駅「古今伝授の里やまと」で換気扇実装テスト

冒頭で書いたように新作換気扇の結露防止効果を調べるには外気温が低下する山の上が最適ですが、この駐車場は夜間閉鎖されるので仕方なしに郡上八幡近くの道の駅に移動しました。

この道の駅「古今伝授の里やまと」を選んだのは、郡上八幡に行ってみたいと思っていたのと、この道の駅が車中泊する人から評価が高かったからです。

何故高評価かと言うと、トイレに貼ってあった以下の貼り紙にその理由があるように思います。

世の中の道の駅では明確な理由なしに「車中泊禁止」としている残念な道の駅がある一方、この道の駅では鮎釣りの方へ、という前振りがあるものの使う人の立場になって設備が考えられていて、施設側の歩み寄りが感じられます。

一律的に「規則に従え」というのではない点が使う人の心に響くのだと思います。

キャンプ場ではないので、そこまでしなくても、との考えもありますが、車中泊はキャンプとは違って長時間滞在しないので、地域地域でニーズに合わせてもらうと利用者に喜ばれ、結果として来訪者も増えると思います。

夕方到着したので、併設されている温泉施設とレストランを利用したに過ぎず、評判の良さを今一つ理解できてないかもしれませんが、それでも場所的にも駐車場が国道から少し離れたところにあり騒音もなく、とても過ごし易いところです。

当日は20台ほどが車中泊していましたが、鮎釣り解禁前の平日で20台というのは多いと思いますし、人気の程が伺えます。

ところで、本来の目的である新作換気扇を実装テストですが、予定どおり以下の写真のように取付けてみました。

車中泊時の車内の様子

換気扇の取り付けは事前に練習したとおり、一旦窓枠の外に出してから内側に引き付けることで固定が出来、ガラスの開閉フックの周りもレジャーマットの小片で覆うことができました。

換気扇を低速でまわしても吸気側の前に座っていると背中が結構涼しくて、風呂上りの体には心地よい風量でした。

因みに、寝床の上のシュラフは、春と秋は中には入らず掛け布団のような使い方をしています。

なお、就寝中は換気扇を低速で回していましたが、夜中に冷えてきたので途中で止めました。

翌朝、また運転席の後ろに写っている白いタオル(温泉で使って湿ったもの)がほぼ乾いており、換気扇を途中で止めたとはいえ、換気は十分だったと言えるのではないでしょうか。

朝見るとフロントガラスの結露は皆無でした。

寒い時期でもなくハッキリと結露防止を実証したことにはなりませんが、タオルも乾いていたので、それなりの効果は期待できると思います。

下の写真は寝床を片づけ、朝食を摂る直前の5時頃の様子で、上の写真の天井付近に上げられていた棚板を机として下に移動させ、イスを設置した状態でです。

見づらいですが、シュラフの上に黒い板があって、それが机になります。

写っているイスは以前のブログで小さいものに交換する、と言っていたものです。
下の写真の前のイスに比べ背もたれが低く、また全体にひと回り小さくなっており、扱い易くなったことも確認できました。

当初使っていたイス

このあと、夏に子供たちが川に飛び込むことで有名な郡上八幡の橋のところに行ってみました。

水深は深く、水もきれいで夏は特に気持ち良いと思います。

このあとは高速道路を利用して約2時間半で自宅まで帰ってきました。

  

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