2日目は道の駅もりたから岩木山を更に半周後、青森県の象徴でもあるもう一つの山「八甲田山」にある「酸ヶ湯温泉」、大館市の秋田犬博物館、八郎潟を見下ろせる五城目町森山森林公園までの様子をお伝えします。
序章:敦賀港から秋田港
フェリー らいらっく泊
1日目:秋田港、青森県 三内丸谷遺跡、八甲田丸、ねぶたの家、弘前城
道の駅 もりた
2日目:岩木山、酸ヶ湯、秋田犬会館、八郎潟の外(森山森林公園) ←本稿
五城目城駐車場
3日目:八郎潟の内、男鹿半島、角館、田沢湖
道の駅 おおうち
4日目:鳥海山、山形県 丸池様、玉簾の滝、山居倉庫、土門拳記念館
道の駅 しょうない
5日目:羽黒山、銀山温泉、立石寺(山寺) ←近日中公開予定(以下同じ)
道の駅にしかわ
6日目:新潟県 千年鮭 きっかわ、イヨボヤ会館、市島邸、新潟港
フェリー らいらっく泊
1.道の駅もりたから岩木山へ
朝起きてみると、この道の駅の敷地内には下の大きな古民家があることが分かりました。
奈良の古いお寺に匹敵する大きさにもかかわらず、昔のお寺などで使われた犬釘を使用していないとのことです。
雪深いこの地でこれだけの大きな家を木組だけで建築しているのはすごいと思います。
下は岩木山を周回している途中でみたリンゴ畑と岩木山です。
枝が極端に曲がっていて、実ったリンゴを収穫し易くしているのでしょうか。
このあと反対側の津軽岩木スカイラインの入口に着くと「通行止め」の表示があり、岩木山の8合目へ行くのは諦めるしかありませんでした。
後日調べてみると、営業時間は8:00~17:00とのことで、スカイラン入口に到着したのが7:00頃なので通行できなかったようですが、その旨表示してもらえば少し待つか判断できたのに残念です。
更に周回道路を進むと岩木山が良く見えるところがあり、ちょうど光の状態が良くきれいに撮れました。
2.八甲田山と酸ヶ湯温泉
このあと、弘前城から東に向かって八甲田山を目指しました。
下は、途中で撮った八甲田山ですが、このときは岩木山より残雪が少ないような気がしました。
ところが、道を登って行くと下のように両側にはブナ林の雪解けのときに見られる木の周りの雪がドーナッツ状に融けている風景が現れ、残雪も多い気がします。
更に登って酸ヶ湯温泉付近まで来ると、そのブナの木も若葉は展開していない状態になりました。
酸ヶ湯温泉旅館はそのhpで見ても巨大な施設だと分かります。
その一番の売りがそのhpの「温泉・施設情報」で紹介されている「千人風呂」で、天井が高く周りは全てヒバ材でできていて広々としています。
それにこの千人風呂は「混浴」になっているのが特徴です。
女性側の雰囲気はそれを紹介したこちらのサイトが分かり易いと思います。
自分は先ずこの浸かるだけの千人風呂を体験(女性客は見ませんでした。)し、一旦体を拭いて廊下を少し歩いて別の風呂場「玉の湯」に向かいました。
こちらは他の温泉施設と同様に、湯舟とシャンプーなど備え付けられた洗い場で構成されていました。
8人も入れば満杯という、この温泉施設の大きさにすれば小振りな風呂場です。
基本的には長期逗留して湯治する人にはあまり使われない施設のようです。
また酸ヶ湯はその積雪量で多さで知られています。
この施設に併設されている食堂の女性によれば、駐車場付近の雪は5月中は残っているそうで、初雪は11月上旬とのことでした。
この日は5月10日ですが、確かに駐車場の除雪された雪は下の写真のとおりうず高くなっていました。
因みにブルーっぽい車が自分のステップワゴンエアーです。
先ほどの食堂で山菜そばを食べたあと、大館市に向かいます。
3.大館市 秋田犬博物館、森山森林公園
この日のもう一つの目的は八郎潟の夕日を撮ることですが、その途中大館市を通過するので前から気になっていた「秋田犬博物館」に寄ってみました。因みに「あきたいぬ」が正しい読み方です。
入場料を払うために事務所に入ったところ、最初気が付かなかったのですが大きな秋田犬が2匹すぐそこにいて一瞬たじろぎました。
とても大人しかったので許可をもらって撮らせてもらいました。
展示場では昔のマタギとの関係やいろいろなエピソード、有名人との関係が紹介されていて、最近ではロシアのフィギュアスケートのザギトワ選手へ秋田犬が贈られたことが紹介されていました。
秋田犬が一般家庭ではあまりオーソドックスでなく一部愛好家のみに好まれているようだが、と事務員さんに聞いてみると、秋田犬は大型犬であることと時期になると冬毛が大量に抜けるのが今の日本では好まれないのだろう、とのことでした。
またしばらく走って、八郎潟近くの五城目町の森山森林公園の近くまで行ったものの、撮影ポイントの高台の場所が分かりません。
地元の人が軽トラックで通りかかったので、道順を聞いてみると車で直接行けそうに無く、登山道を赤いリボンの道しるべに従って登って行くこととし、ようやく八郎潟が見える場所に到着しました。
ただその日は夕方に向かってちょっと曇ってきて綺麗な夕景は期待薄でしたが、とにかく日没近くまで粘って撮ったのが下の写真です。因みにこの日の日没は18:43でした。
写真の正面が西の方向で、そこに見えるハズの夕日は全く輝かずじまいでした。
この田植え前の水田が赤々と輝けばさぞかし美しかっただろうと思います。
実は、このうっぷんを晴らすかのように、二日後の12日に山形県庄内平野で素晴らしい夕景が撮れました。
このあと、足下がどんどん暗くなってしまって、車を駐車した森林資料館「五城目城」駐車場に戻るのに難儀しました。
歩き疲れてこの日はその駐車場で車中泊することとしました。
翌日の車中泊旅3日目の様子はこちら。
これまでの車中泊旅一覧はこちら。
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