春の東北 車中泊旅の4日目は、4年前に圧巻の紅葉を見せてくれた鳥海山を再訪し、その伏流水の恵みである牛窓川、玉簾の滝、それに酒田市内の山居倉庫、土門拳記念館を訪れました。そのあと庄内平野を見渡せる眺望の湯から夕日で真っ赤に染まる庄内平野を堪能し、道の駅しょうないで車中泊するまでをお伝えします。
序章:敦賀港から秋田港
フェリー らいらっく泊
1日目:秋田港、青森県 三内丸山遺跡、八甲田丸、ねぶたの家、弘前城
道の駅 もりた
2日目:岩木山、酸ヶ湯、秋田犬会館、八郎潟の外
五城目城駐車場
3日目:八郎潟の内、男鹿半島、角館、田沢湖
道の駅 おおうち
4日目:鳥海山、山形県 丸池様、玉簾の滝、山居倉庫、土門拳記念館 ←本稿
道の駅 しょうない
5日目:羽黒山、銀山温泉、立石寺(山寺)
道の駅にしかわ
6日目:新潟県 千年鮭 きっかわ、イヨボヤ会館、市島邸、新潟港
フェリー らいらっく泊
1.鳥海山 鉾立展望台
山には残雪が確認でき、鳥海ブルーラインも岩木山の津軽岩木スカイラインと同様に通行止めかと思いましたが、ダメ元で途中まで行ってみることにしました。
案の定ゲートは閉まっていましたが、8時開門とはっきりと書かれていたのでしばらく待っていると、次々と車が登ってきて開門前には20台近くが並びました。
下は、鳥海ブルーラインの途中の展望台から日本海方向の様子です。この日は全く風が無いのが雲の形で分かります。
鉾立展望台の手前まで行くと、以前の明るい紅葉のときに比べ残雪はあるもののかなり地味な景色です。
下は4年前の2019年10月の様子です。
この後、鉾立展望台まで移動し、そこから見た山頂方向です。
この鉾立展望台は鳥海山の5合目にあたり、この地点で除雪された駐車場の雪がこれほどということは上の方の雪はかなり深くなっている思われます。
下の写真は登山道を少し登ったところです。
それなりの装備が無いととてもじゃないけど山頂方面には行けません。
山スキーを履いた面々がちょうど出発するところです。
ここから駐車場方面を振り返ると、山小屋やお土産物屋の向こうに日本海が、上の写真の除雪車が駐車場の左側に小さく写っています。
南に下る鳥海ブルーラインの道路際には青森の酸ヶ湯と同じ様なブナ林の雪解けが見られました。
2.丸池様、玉簾の滝
鳥海山の麓に伏流水が湧き出る丸池様があるとのことで行ってみました。
池の中の倒木が残念、と思いましたが、聖域なので除去が難しいのかも知れません。
同じくすぐ隣の伏流水が流れる牛窓川の様子もどうぞ。
水がきれいすぎるので、浮いた木くずを追ってみました。
緑の水草は梅花藻で季節になれば白い花が咲くそうです。
丸池様と牛渡川の説明板です。
続いて向かったのが玉簾の滝です。
この滝の周りの岩を見ると柱状節理でできていて鳥海山の火山活動の影響を窺い知ることができます。
駐車場からこの滝に行く遊歩道に、この季節ならでは花が咲いていたので紹介します。
玉簾の滝の駐車場付近から先ほどまで居た鳥海山がよく見えました。
3.酒田市 山居倉庫、土門拳記念館
玉簾の滝から30分ほどで酒田市内に入って、最上川の水運で栄えた米蔵、山居倉庫に行ってみました。
この倉庫の紹介サイトのとおり米の倉庫として優れているだけでなく、景色としてもすばらしく倉庫の裏手にあるケヤキの並木は圧巻です。
ここから車で約10分程度のところに写真家土門拳氏の「土門拳記念館」に行ってみました。
土門拳氏は報道写真の写真家と言われていますが、新聞報道のような事件性の写真ではなく、その時代時代を写し撮っていた写真家と思います。
そういう意味では後年の写真家ですが田村彰英氏と近いものを感じます。
4.眺望の湯 観音湯
翌日は羽黒山に行くことから、この日はその近くの「道の駅 しょうない」で車中泊し、日帰り入浴はそこから車で10分程度のところに「眺望の湯 観音湯」を利用しました。
その温泉宿は、ちょうど西側が開けて最上川と庄内平野が見渡せる高台にあり、またその日は天気も良かったので田植え直後の水田の夕映えがすばらしかったです。
以下はその様子です。
上の写真の左側には最上川の流れが写っています。
因みにこの日(5月12日)の日没は18:44です。
翌日の車中泊旅5日目の様子はこちら。
これまでの車中泊旅一覧はこちら。
コメント