春の東北地方車中泊旅 最終日(6日目)は道の駅 にしかわ から月山山麓を通過して日本海側を南下し、途中の漁港で干物を買い、村上市「千年鮭きっかわ」や新潟市の豪農の「市島邸」など見て、新潟港のフェリーターミナルを目指しました。
序章:敦賀港から秋田港
フェリー らいらっく泊
1日目:秋田港、青森県 三内丸山遺跡、八甲田丸、ねぶたの家、弘前城
道の駅 もりた
2日目:岩木山、酸ヶ湯、秋田犬会館、八郎潟の外
五城目城駐車場
3日目:八郎潟の内、男鹿半島、角館、田沢湖
道の駅 おおうち
4日目:鳥海山、山形県 丸池様、玉簾の滝、山居倉庫、土門拳記念館
道の駅 しょうない
5日目:羽黒山、銀山温泉、立石寺(山寺)
道の駅にしかわ
6日目:新潟県 千年鮭 きっかわ、イヨボヤ会館、市島邸、新潟港 ←本稿
フェリー らいらっく泊
1.月山山麓
道の駅 にしかわ を出発し国道112号線を進むと、直ぐに月山南側の山岳道路となって、峠の手前では両側はすっかり雪の斜面となりました。
適当なところに駐車スペースが無く、写真はありません。でも、これだけの積雪であれば確かに8合目までの道路は通行止めになるでしょう。
峠を越えて鶴岡市内に下り始めると急にその雪は無くなっていきました。
2.村上市
日本海側を南下している途中の、山形県と新潟県の県境の漁港の干物が美味しいとの話しを聞き、寄ってみました。
その店は一軒だけだし、また売られている干物の種類も少なかったので若干の不安がありましたが、見た目が美味しそうだったので、柳カレイの干物と蒸しタコを買ってみました。
食べてみると、これが両方とも実に秀逸で、家族にも、お土産であげた先からも非常に喜ばれました。
近くに行かれたら寄る価値があると思います。
このあと、村上の街に着くと古い町屋が保存されている「越後村上町屋通り」を中心に、ちょうどその日(5月14日)「越後村上皐月の庭と町屋通り巡り」という催しものが行われていてました。
下の写真は、上の写真の「千年鮭きっかわ」のお店(工場)に吊るされていた沢山の鮭の中の一つです。
よく見ると迫力ある野武士のような形相をしていたので撮ってみました。
この通りには昔の建物が幾つかあって、中には玄関先に花を飾っているお宅(商店ではない)もあり、いい感じでした。
村上は古くから鮭の養殖が盛んなことは知られています。その博物館的なのが「イヨボヤ会館」で養殖の歴史などが紹介されていますが、内容はほぼ予想通りでした。
この後、更に南下して新潟市に向かいます。
3.新潟市 市島邸
フェリーの乗船までにまだ時間があったので、米どころ新潟では昔から豪農で篤志家として知られる市島氏の家(市島邸)に行ってみました。
下の絵から屋敷が広くて、塀がずっと続いているのが分かります。
この市島家は、大地主であると同時に分家筋の市島謙吉が大隈重信の早稲田大学を資金面で支援し、その親交の厚さから大隈夫妻がこの市島家を訪れたこともあるそうです。
この屋敷は大地主として米の取引などを行う商家という側面もあったようです。
でも、その事務所部分も家族が過ごす私邸部分も派手さは無く、私邸との間が渡り廊下で仕切られていてかなり合理的だと思いました。
下の写真は広々した庭を散策中に見たゼンマイの若葉で、黒塀をバックに良く映えていました。
このあと、新潟港から16時半出航の敦賀港行きフェリー らいらっくに乗船しました。
翌5月15日(月)5:30amに敦賀に到着後、約1時間で自宅に戻ることができ、これで5月8日(月)のフェリー乗船から始まった「春の東北地方 車中泊旅」は終了です。
今回使用したステップワゴンは帰宅後、車中泊仕様をすみやかに普段使い仕様に戻しました。
これまでの車中泊旅一覧はこちら。
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