ベッドと机とイスをN-VANに設置/体が楽な車中泊

N-VANは荷室の天井が高く、多目的な用途用に設計されていて、もともとカスタムし易くなっています。

そこでこれらの特徴を生かして、同じ車中泊仕様でも床に座るのではなく、ベッドと机を自作しイスに座るスタイルとすることで体に負担の少ない車中泊を目指したので紹介します。

 

1.N-VAN選択の理由と改装のアウトライン ←本稿

2.床板の導入と自作ベッド 

3.机(棚)の自作

4.照明、換気扇、カーテン、サンシェード(目隠し)

5.小モノ収納について

6.車中泊後の気付きと改良点

 → ポップアップウィンドウ取付けの換気扇

 → 世界遺産の石見銀山 N-VAN車中泊旅

  

1.N-VAN選択の理由

これまで車中泊に使ってきたワゴンタイプ( アウトバック)は、ベッドの効果や車自体が運転し易いこともあって5連泊も全く問題ない優れものでしたが、個人的には天井の低さに不満がありました。
 詳しくはこちら

そうしているうちに、N-VANが発売されました。

N-VANの天井の高さだけを言えば、ハイエース級です。

N-VANの荷室の高さは1365mm
(ハイエース標準ルーフの荷室高さは1320mm)
因みにN-VANの荷室の幅*は1230mm
(ハイエース標準ボディの荷室幅は1520mm)。
 *:荷室の柱の間の距離(ユーティリティナットの間)

この天井の高さに加え荷室の柱にユーティリティナット(取り付けネジ穴)が最初から標準装備されていて、ドリルで車の壁や柱に穴を開けることなく、自分でいろいろカスタムできるのも魅力です。

 詳しくはこちら(このサイトのアクセサリー カタログをご覧下さい)

N-VANの助手席から荷室まで完全フラットにできるメリットを生かすと、軽バンでありながら上の写真のように助手席側をベッドにできます

N-VANのこれらのメリットを生かし、ベッド✙机✙イスが使える(体に負担が少ない)ようにしました。

更にこのN-VANには前車追従機能のアダプティブクルーズコントロールや、その他運転をアシストする安全装置が標準で装備されていて(長距離運転での負担も少ない)これからの時代、とても魅力的です。
(N-VANは「2018年度の予防安全性能評価において、最高ランクの「ASV+++」を獲得」、という触れ込み。)

いろいろ調べ、試乗したうえで、N-VAN +STYLE FUN・ターボ を購入しました。

N-VANは「軽の商用車」に分類されるので、税金など維持費が安上がりなのも助かります。

    

1-2.改装(改造)の考え方

今回の改装(改造)では、自作ベッドと自作の大きな机を荷室に設置し、折りたたみイスを使って小振りながらも自室のようなレイアウトを目指します。

この改装(改造)の主眼は次の3つです。
合わせて車中泊をより快適にすべく目隠し(サンシェード)や小モノ収納などについてもまとめていますので、後半で詳しく説明します。

a)ベッド
先ず助手席を利用してベッドを作ります。
背もたれを倒した助手席と、同じ高さのプラスチックコンテナーとクーラーボックスを下の写真のように一列に並べ、その上にベニヤ板を置いてベッドの基礎とします。

上の写真から分かるように、ベニヤ板をどけて助手席の背もたれを元に戻せば、直ぐに普段使いできます。(ベニヤ板の収納方法は後述
コンテナーや床板は必要に応じて移動します。

このベニヤ板は以前のアウトバックで使っていたもの(900×620×5mm、2枚)です。

下の写真のようにベニヤ板を置いた状態でベンチ(ベッドの基礎)として使えます。

今回の改装(改造)では、このベッドに腰を掛けることで、進行方向に横向きでいろいろな作業ができ、床に胡坐をかくような腰への負担もありません。

1365mmという天井の高さが、これを可能にしている訳です。

当然ながら多少前かがみになるものの、立ったままでズボンが穿け、アウトバックの寝ながらズボンを穿く困難さも解消されています。

b) 机(棚)
次に机ですが、これは今回のカスタムの目玉です。
机を使うときは何か集中して作業する(又は食事をとる)とき、ベッドをベンチとして使うのはリラックスしたり軽作業のとき、と自室に近い感じを目指します。

荷室の周りの柱に用意されているユーティリティナット(取り付け用のネジ穴)を使って、別に用意した横幅が1200mm超の机部材(下の写真)を取付けて大きくて余裕のある机を取り付けます。

車中泊された方なら分かると思いますが、このような広々したスペースがあると準備や車内を整理するときにモノを一時的に置けて、机以外の用途も広がって意外と便利です。

更に、この机は横幅1200mmを超える大きさ(寸法や作り方は後述)なので、飲食の場合もごはんやおかず、飲み物を余裕で置けます。

以前使っていたワゴンタイプで食事する際は、助手席の後ろの席を使って、云わば機内食を摂るような状態だったのでそれに比べればずっと快適です。

更に普段使いのときは、この机となる机部材(下の写真)は裏返して天井側に移動(一つ下の写真)してシェードなど軽量物を乗せる棚にします。

机(棚)になる机部材
シェード等の軽いものの収納棚として使用
棚にシェードやキャンプマットを置いた状態

この車は荷室の天井が高いので、この位置に棚があっても後方視界を全くじゃましません。

c)床
話しが前後しますが、イスを置くにはしっかりした床が必要です。

ある日、ネットでN-VAN専用の床板(フロアーパネル)を見つけ、納車日に合わせて発注しました。
これはなかなかの優れもの(詳細は後述)でした。

これによって立派な木の床が得られ、イスの移動で引っかかることもなくイスの跡も残ることもありません。

  

1-3.今後のブログの内容

以上は概略で、これから次のような内容でもう少し詳しく書いていきます。

2.床板の導入と自作ベッド ←次の話題です。

3.机(棚)の自作

4.照明、換気扇、カーテン、サンシェード(目隠し)

5.小モノ収納について

6.車中泊後の気付きと改良点

 

  世界遺産の石見銀山 N-VAN車中泊旅  ←改装後のN-VANを使った車中泊の様子

  

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