体が楽な車中泊 /車内照明、結露対策、カーテン、サンシェード

N-VANで車中泊する際の安心・安眠を担保するグッズ(下の4番目の項目)の自作する方法を具体的に説明していきます。

1.N-VAN選択の理由と改装のアウトライン

2.床板の導入と自作ベッド

3.机(棚)の自作

4.照明、結露対策、カーテン、サンシェード(目隠し)

5.小モノ収納について

6.車中泊後の気付きと改良点

  → ポップアップウィンドウ取付けの換気扇

  → 世界遺産の石見銀山 N-VAN車中泊旅

  

4-1.照明電源

夜間や曇りのとき車内で何かしようとすれば、車のバッテリーに依存しない追加の車内照明が必要です。

N-VANでの車内照明は、以前の車で使っていたLEDランプを下の写真のように使っています。

N-VAN車内の黄色の部分は金属+塗装なので、磁石が貼り付きます。
一方このLEDランプのハウジングには磁石が仕込まれているので、写真のように黄色の部分のどこにでも取り付け可能です。

目隠し(後述)の銀マットの銀色部分を内側にすると、その光反射の効果で下の写真のように机の両端上側にこのLEDランプ2本貼り付けておけば充分明るく食事もPC作業も問題ありません。

夜間作業のイメージ

このLEDランプはモバイルバッテリー(袋に入れて棚受に吊るしている)で駆動していて、昼間にポータブル電源からそれぞれのモバイルバッテリーに充電しておきます。
 詳細はこちら

ポータブル電源は、一旦家でフル充電しておいて、使った分はシガーソケットから走行中に補充(充電)します。

2個のポータブル電源(今はLACITAポータブル電源を2個使用)を取り換えながら充電することで、常にバックアップがある状態にしています。

N-VANには下の写真のようにシガーソケット荷室にも標準装備されているので、走行中充電する場面で活躍します。

(因みに、そのシガーソケットの右側に写っているのは、左のタイヤケースの上の置いた三角停止板と牽引ロープ、左に見えるのは予備のロープラチェットのカラビナです。)

  

4-2.結露対策(換気扇)

カメラやPCは湿気の多いところに置きたくなく、更に忙しい朝の窓ガラスの水滴除去の労力を減らすためにも、結露対策(換気扇の取付け)が必要です。

取り付けの場所として荷室のポップアップウィンドウが最適ですが、取り付けや固定に窓ガラスの押上圧力が利用できません。

加えて、にわか雨対策にもいいアイデアがありません。

そこで、ポップアップウィンドウに換気扇を取り付けるのをあきらめて、助手席の窓に換気扇を取り付けることにしました。

後日(2022年5月)、ポップアップウィンドウに取り付ける換気扇を自作しました。 詳しくはこちらをご覧下さい。

その新しい換気扇は、取付け方法、遮光性、にわか雨対策について改良されています。

この今まで使っていた換気扇(アウトバック後席の四角い窓用)をそのまま使っても、フロントガラスが傾斜している関係で、前方のAピラーとの間に扇型の大きなすき間を生じます。

取り付け板を再作製するとなると、プラ段を鎌(カマ)のような形に加工しなければならず、作るのが難しいうえにプラ段自体が大きくなって嵩張るので外したあとの保管に問題があるような気がします。

そこで、以前使っていた換気扇の取り付け板をN-VANのウエザーストリップに収まるように削って修正するとともに、新たにAピラーとのすき間をふさぐ部材を作って、使うときに合体させることにしました。

下の写真のように、合体させる部分は2枚の板が互い違いに重なるようにしました。

これで、にわか雨程度なら凌げますし、また強度の高いポリカーボネイトのプラ段2枚と強力両面テープの組み合わせなので、外からのちょっとした力では外れません。

因みに、ファンの室内側にある左端の黒い箱は電源となるモバイルバッテリーを収納する箱で、ファンの外側の黒いカバーは硬質塩ビ板を曲げたもので、にわか雨対策用です。
 換気扇の構造と作り方はこちらをご参照ください。

  

4-3.カーテン

このN-VANは車内の前後方向の断面形状がほぼ四角形のため、Bピラーの間に車中泊用カーテンを突っ張り棒で固定できました。

ただ、突っ張り棒の位置がBピラーのところにある関係(緊急時への対応として運転席は夜もドライブポジションにしている)で、ベッドに横になると、足がカーテンから助手席側に出てしまうのが残念なところです。

実際の場面では、明るいうちは掛け布団や寝袋の一部が外から見えることになりますが、夜なら分からないと思うので、このまましばらくやってみます。

  

4-4.目隠し(サンシェード)

これも前の車と同じ方法(銀マットを窓枠より少し大きめにカット)で自作しました。

この方法で側面の四つの窓にはしっかりハマりました。
下の写真で「L」と書かれた目隠し

目隠し(サンシェード)取り付け後
目隠し(サンシェード)取り付け前

ただ、リアゲートの窓はガラス面積が大きいうえに、殆ど湾曲していないので、同じ方法だと自然に剥がれることが予想されます。

一方、N-VANの黄色の部分には磁石が貼り付きます。

そこで、リアゲートの窓ガラスの上下の額縁部分まで覆う形(ガラスより2cmほど大きめ)に銀マットをカットして、台所で使っていたネオジム磁石フックで上部を留め、更にガラスの下部には30cmほどのマグネットバーを置いて、銀マットがせり出さないようにしました。

上の写真の銀マットの右上と左上の隅に見える小さな部材が、ネオジム磁石フックです。

強力な磁石ですが、さすがに厚さ8mmのポリエチレンフォームを留めるのは難しく、そのため磁石が当たるところのフォームを部分的に削って薄くしています。

目隠し(サンシェード)を外した後のネオジム磁石フックは、すぐ横にある棚受の穴付き六角ボルトに引っ付けておけば走行中も落下しません。
これを平坦な黄色の塗装部に引っ付けると、磁力が強すぎて今度は取るのが大変です。

  

次は、収納についてお伝えします。
N-VANの荷室は言わば四角い箱なので、小モノを収納する場所が無いのが悩みです。

また、これらの改装後に車中泊に行ったときに改めて気付いた点(改良点)をまた別にまとめています

  

5.小モノ収納について ←次の話題です。

  

 → 世界遺産の石見銀山 N-VAN車中泊旅

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