新型ステップワゴンにカーテン、シェード(目隠し)、照明を取り付け

今回は、新型ステップワゴン エアー(RP6)で車中泊する際のプライバシー確保や安眠に必要なカーテンとシェード(目隠し)、それと車内で快適に作業を行うのに必要な照明についてお知らせします。

他の改装(改造)に関わる項目については以下をご覧ください。

1.ステップワゴンの選択の理由と改装のアウトライン

2.自作の水平ベッド

3.机の取り付け

4.カーテン、シェード(目隠し)、照明 ←本稿

5.換気扇

6.車中泊後の気付きと改良点

  

4-1.カーテン

これまでどおり、このステップワゴン エアーでもフロントガラスにシェード(目隠し)は付けないで、運転席はドライブポジションをキープしたまま、その後ろの居室部分との間にカーテンを張っています。

ドライブポジションをキープしているのは、天変地異で災害が発生しそうなときとか、夜中にうるさい車が近くに来たときなどに、車を素早く移動させるためです。

このステップワゴンは天井からBピラーに向けて曲面になっているので、N-VANのときのように単純にBピラー間に突っ張り棒を使ってカーテンを張ることができません。(N-VANは進行方向の車内の断面が四角に近いので、そのまま突っ張り棒が使えました。)

この天井からBピラーへの面が曲面になっている状況はアウトバックと同じなので、上の写真のようにアウトバックでやっていたのとほぼ同じ方法でカーテンを取り付けることにしました。

そのときと違うのは、運転席のアシストグリップと2列目シートのアシストグリップの間が900mm以上あるため、アシストグリップの間に渡した木の棒の長さがアウトバックで使った全長910mmではなく1820mmの長いのを使ったのと、その断面が半円形のものではなく断面が円形の丸棒(直径20mm)を使っている点です。

1820mmあると運転席から3列目まで、通しで丸棒が取りつけられました。
円形だとアシストグリップへの固定が難しいので、下の写真のようにそのグリップに当たる部分だけ半円形に成形しています。

アシストグリップへの固定方法(3列目)

固定には面ファスナーを使っていて、ファスナーの一端をタッカー(又は木ネジ)でこの丸棒に先に固着しておくとアシストグリップに丸棒(取り付け部半円)を簡単に取り付け・取り外しできます。

このカーテンは出発前に取り付け、運転中のカーテンは後方視界のじゃまにならないよう、下の写真のように両側に寄せてしばっておきます。
こうすると、宿泊地に到着したあとカーテンの展開が簡単です。

このような丸棒を使ったカーテンの取り付けは面倒と言えば面倒です。これは以前から使っていたものを利用するための方策であって、ステップワゴン エアーで新たに車中泊するなら、新車購入時にホンダ純正アクセサリー カタログ(PDF6ページ目に紹介されています)に掲載のカーテンを調達することができます。
関心のある方はディーラーにご確認ください。

なお、この方法では丸棒をインナーサイドポールのように使って、例えば風呂上りのタオルを針金ハンガーで吊るすなど、小物をこれに吊り下げられるというメリットもあります。

勿論、純正カーテンを使っても、アシストグリップの間に丸棒を渡して、インナーサイドポールのように使うのもアリです。
その場合は、2列目と3列目の間に丸棒を渡すなら長さ910mmの定尺品が使用可能です。

あと、最初の写真でBピラーとカーテンの端の間が開いているのが気になると思いますが、小さめのダブルクリップでカーテンの端を摘まんでそのレバーの一つを天井生地とBピラーパーツのすき間に突っ込めば解決します。(後でそのすき間にカーテン生地を爪で押し込めば済むことが分かりました。)

それと、突っ張り棒と天井の間が10cm以上開いていますが、街灯などの明かりは屋根より高いので、この張り方でもその明かりが直接車内に入って来ることもなく、これまでそれで寝られなかったことはありません。(これも後程の実地テストで確認済みです。)

 

4-2.シェード(目隠し)

これも以前からやっていたように銀色のレジャーマット(厚み8mm、折れ曲がるタイプ)を窓の形にカットして使っています。

窓枠よりほんの気持ち大きくカットするのがコツと言えばコツ(レジャーマットの弾力で窓枠に嵌っているという感じ)です。
窓枠にしっかり沿わせると触っても外れることもなく、明かり漏れも防げます。この明かり漏れ防止の点では、吸盤でガラスに貼り付ける市販品のより優れています。

特に今回のステップワゴン エアーの両側の窓枠は単純な形ゆえに調整をするのが非常に楽でした。

とは言え、スライドドアの窓枠は完全な長方形ではなく、下の辺が少し前に出た平行四辺形(前側下の角が鋭角、後ろ側下の角は鈍角)になっていますので、前後方向(長辺)の長さ920mmで四角形を作ってしまうと前側は下の方、後ろ側は上の方に少しすき間ができて、そこから光が漏れます。

自分も最初失敗して、そういう形であることが分かりました。

リアゲートのシェードはN-VANで使用していたもの再利用で、形を少し調整しただけです。ちょっと形が窓に合ってないようですが、これで実際に車中泊してみてから作り直すかどうか判断します。

リアゲートと3列目シートの窓のシェード
2列目シートの窓のシェード

レジャーマットの銀色の面を内側にしているのは車内照明を反射させ、少しでも車内を明るくするためです。

 

4-3.照明

今までのLEDバーライトでは固定が不安定なところもあったので、今回新しいLEDバーライトを購入し下の写真のように机のちょうど上でちょっと左寄りに取り付けました。

使用電源は100V(5W)、ケーブルは1.4mあるので、机の下に置いたポータブル電源に接続しています。

新しく取り付けたLEDバーライト

購入したライト(520 lm)を直視すると結構まぶしく、上の写真のように300mm×200mmの白色塩ビ板を曲げ加工(曲げたいところを80℃くらいのお湯に浸けると簡単に曲げられる)してシェード(笠)を作りました。
このシェードを丸棒に両面テープで貼り付け、もっぱら机上を照らすようにしています。

このライトは、同梱の部品で一旦角材に固定したうえで、写真の丸棒(直径15mm)に取り付け、両側の壁のすき間にメッシュパネル用のフックで吊り下げています。(フック以外の照明部材全てで228gでした。)

これはたまたま手元にあったフックをすき間に差しこんでみたもので、将来的には曲げ加工し易いアルミの針金で専用フックを作るつもりです。(専用フックの詳細はこちら

照明の取り付け方はライトによって変わると思うので、これは参考としてください。

あと、今まで使っていたバーライト(USB電源)は枕元の明かりに使うつもりです。

  

4-4.まとめ

カーテン、シェード(目隠し)とも、これまでアウトバックやN-VANで培ってきた方法で取り付けができました。

カーテンについては、長い車内長に合わせ1820mmの丸棒をアシストグリップに取り付けたことで、天井からBピラーまで曲面であってもカーテンの突っ張り棒が効くようになりました。
また、この長くなった丸棒はインナーサイドポールのように小物吊り下げにも使えます。

シェード(目隠し)については、今回もレジャーマットを使いましたが、このステップワゴン エアーの窓の形状が単純でその形に成形するのが簡単です。シェード(目隠し)をどうしようかと迷っている方にはこの方法をお勧めします。

照明については今回導入したLEDバーライトはコストパフォーマンスに優れているように思います。

次回は、換気扇についてお話しします。

  

   赤目四十八滝と大台ヶ原の秋(ステップワゴンで 一泊二日)
   ステップワゴンで西日本の旅 七泊八日

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