車中泊では、寝るだけでなく、そこで生活するためのいろんなグッズ(小モノ)が必要です。N-VANの車内にはそれらを収納するモノ入れが少ないので、改善に向けた取り組みをお伝えします。
5.小モノ収納について
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5-1.問題点
N-VANは、積載量確保のためか、荷室には小モノを収納するところが殆どありません。
強いて言えば、右のタイヤケースの上にタイヤ交換道具の収納部があるのみです。
配送用に使うのであればそれでよいのですが、車中泊では生活に必要な小モノを入れるモノ入れがないと不便です。
5-2.対策
ここでお話しする小物収納は次の5点です。
1)荷室後部の棚
2)運転席上部のルーフコンソール
3)ベッド用のプラスチックコンテナー
4)運転席下の空間、スライドドアのステップ
5)ユーティリティフックとロープラチェットの組合せ
1)荷室後部の棚
これは以前のページで説明した、机部材を裏返して荷室上部に移動させて棚として使う、というものです。
ここにはキャンプマットや寝袋、目隠し(シェード)などの軽くて嵩張るものを乗せています。
目隠しの銀マット(レジャーマット)は軽くて滑り易いので、荷崩れ防止のために伸縮ベルトで棚に固定しています。
出発時点でベッドを作っておけば、この棚にはキャンプマットの代わりに衣類なども載せることが可能です。
(後日、机の状態にして出発することにしたので、銀マットは机の下側に伸縮ベルトで固定しました。)
2)運転席上部のルーフコンソール
N-VANにはモノ入れが少ないことは購入前から分かっていたので、ディーラーオプションでこれを注文しました。
このルーフコンソールという部品はハンドルの上の天井部分に取付ける、単に手前がせり上がった板です。
例えばパンフレットのようなものを何冊かを重ねて置くと、発進時にそのパンフレットが雪崩のように滑り落ちてくる可能性があります。
そこで、そうならないように、この空間にフィットする箱を段ボールで手作りしました。
(上部に少し空間がないと箱が引き出せないので注意。)
この写真は、ルーフコンソールの左側の箱を取り出したもので、空間に合わせて前方向を低くしてコンソールの形状に合わせています。また表面に黒っぽい紙を貼って目立たなくしています。
この左側の箱には、通常コンソールボックスに入れる車検証や整備手帳などを入れてあります。
運転中にも取り出し易い右側の箱には、サングラスや夜間運転用メガネが入っています。
写真では分かりませんが、箱と箱の間には懐中電灯も置いてます。
メーカーで、これに準じるフィットした箱を作ってルーフコンソールと一緒にN-VAN+STYLE FUNの標準装備にしてほしいところです。
3)ベッド下のプラスチックコンテナー
写真のとおりで、ベッドの台に使用するプラスチックコンテナー(#75)には前の車で使っていたソフトボックス(幅35×奥行35×高さ16cm)を入れるつもりでしたが、ちょっと窮屈で、4個は無理でした。
車中泊に持って行くものによって、適宜対応します。
もう一つのコンテナー(#45)には細々としたものとノートPCなどが入っています。
(今は、ノートPCは出発前に机に伸縮ベルトで固定し、走行中に落ちないようにしています。)
4)運転席下の空間+スライドドアのステップ
運転席の下にちょっとした空間があり、ここも収納に使いたいところですが、安全上小物が転がってブレーキペダルの下に入らないようにする必要があります。
そこで、写真のようにこの空間にフィットするプラスチックボックス(幅約22×奥行約31×高さ約18cm)に小物を入れて、それを運転席下に置きました。
ここに入れているのは、メーカー純正のタイダウンベルト、作業手袋、ユーティリティナットから外したプラ製のフタ、棚受ボルト用六角レンチ、小物入れやゴミ入れに使うポリ袋など、です。
霜取りスプレーが写ってますが、これからの季節では、フロントガラスの虫取りクリーナーと蚊よけ剤が必要になってきます。
収納量をもう少し増やそうと思えば、口が閉じられる丈夫なポリ袋にこうした小物を入れるというのもありですね。
ちょっとした空間として、もう一つ紹介します。
写真でお分かりのように、床板を置いたことにより床板とステップとの間に空間が生まれ、そこにサンダルを置きました。
トイレや買い物に行くのに、いちいち靴を履かなくても済みます。
5)ユーティリティフックとロープラチェットの組合せ
写っているのは、荷室のユーティティナット(取り付けネジ)にメーカー純正のユーティリティフック(取り付けフック)を取付け、それを使ってロープラチェットでベッド用のベニヤ板と折りたたみ椅子を、縛り付けた状態です。
普段使い(日常的使用)のときは、このようにしてあります。
ロープラチェットはこのような軽いものを固定するのに使って、重量物、例えばホイール付きタイヤなどはタイダウンベルトを使います。
それと直径20cm程度のロープの輪っかを複数用意しておくと、取っ手のあるものやパイプ状のものに、この輪っかを巻き付け、それにロープラチェット、床のタイダウンフック、先ほどのユーティリティフックなどを組み合わせると大抵のモノは車内で動き回らないようにできます。
6.車中泊後の気付きと改良点 ←次の話題です。
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