アウトバックを車中泊用に改装する方法

このブログは、自家用のアウトバックBS9(2018年10月発売モデル)を簡単に快適な車中泊仕様に改装し、帰宅後はすみやかに普段使いに戻す方法をまとめたもので、構成は以下のとおりです。

下の各項目は別ブログになっているので、興味のある項目をクリックしてください。 

1.車内改装(改造)の考え方  ←本稿
  ( おまけの話題 : 車内をきれいに保つ、車を水平に)

2. 寝床(ベッド)の作り方

3. 換気扇で結露対策

4. 目隠しとカーテン

5. 車内照明とポータブル電源

6. 食事、 風呂、着替え、水 など
  ( おまけの話題 : 暑さ対策、寒さ対策)

   秋の東北 アウトバックで車中泊旅 ← この改装車で2000km走ってきました

 

1.車内改装(改造)の考え方

最初に

普段使いの車(自家用車)を使った車中泊を考えた場合、その車は圧倒的に普段使いが多いので、これを車中泊専用にカスタムするのはあまりメリットがないように思います
このようなことからこのアウトバックの車内改装は、次のような考えにもとづいています。

  1. 帰宅したら、すみやかに普段使いの車にもどせること。
  2. 寝床(ベッド)は快適にすること。
  3. 宿泊場所では、短時間で車中泊用に架装できること。(疲れているときは早く寝たい。)
  4. そのため車中泊に出かける前にできる限り準備をする。

 

これまでの車中泊での問題点

実は、今回紹介するアウトバックの前はスバルXVに乗っていました。

以前使用していたXV

XVの時からそうでしたが、急に天候が変わって危険な場合とか夜中にうるさい車が近くに来た場合、直ぐに車を移動できるよう就寝中も運転席は常にドライブポジションのままにしていました。

そこで助手席側をベッドスペースとするため、助手席を一番前までスライドさせて助手席の後ろのすき間を埋めるべくクーラーボックスを置いて、助手席の後ろからハッチバックドアまで180㎝程度の空間を確保していました。

その場合、運転席側の後席の背もたれは立てたままにしていました。こうしておくと、夜中にトイレに行く場合に一旦座って靴を履くことができ、そのまま後席右側のドアで出入りできるからです。
寝床で寝ていてそのまま寝床の横のドアを開けるのは中が丸見えになるのと、靴を履くのが難しいという問題があります。

すると、XVの6:4の分割シートの6の背もたれが立っていて、4のベッドスペースはその6の背もたれ部分で狭くなることとなり、出入りがし易くてもXVの寝床(ベッド)は快適とは言えませんでした。

アウトバックの長所

ベッドスペースの広さ

XVに比べひと回り大きなアウトバックは、運転席をドライブポジションのままにしておいても助手席側を使わずに運転席の後ろを寝床(ベッド)にすることができます。

後席部分の背もたれ(6:4分割)の4の方を立てた状態でもベッドスペースは6の方を使うので広くて寝易く、また後席左側のドアから出入りするのも全く問題ありません。

床の段差解消のスタイロフォームを置いた状態

そのベッドスペースの改装内容は、あとで詳しく解説します 。

スバル車のメリット

車内の広さだけを問題にするなら、他にも車内が広い車が沢山あるのに、XVから同じスバルのアウトバックにしたことには理由があります。

それは、高速道路で遠くまで移動し、そのまま山岳地帯に行く場合、高速道路ではアイサイトが運転を楽にし、湿った山道や悪路ではAWDが不安を解消してくれるからです。

これらは長距離運転を楽にしてくれます。

まとめ 

アウトバックはその広さ(ベッドスペース)と運転性能で決めたところがあります。
以下のページでは、より車中泊車として利用し易くした工夫を説明していきます。

2. 寝床(ベッド)の作り方  ←ここをクリックすると次のブログに進みます。

 

 おまけの話題:車内をきれいに保つ

この車は普段使いの方がはるかに多いので、車内はいつも片づけておきたい。

XV時代から使用していた車内をきれいな状態に保つためのお役立グッズを紹介します。

最初は、ダブルマットというフロアーマットです。

ダブルマット
ダブルマット設置状況

写真を撮る時には草むらや砂利道を歩き回るので、車内には枯れ葉や砂、ドロが沢山持ち込まれます。

このマットには、マットの上に砂がたまらない特徴があります。

靴底の砂はしばらくすると網目の間から下に落ちるのでぱっと見、砂がマットから無くなったような感じです。

ちょっと汚れたと思ったらマットを取りはずして、下の写真のようにして間にたまった砂を払い落とすだけです。

さすがに泥汚れは水洗いが必要ですが、マット自体に吸水性がなく、水洗してもすぐに乾くのもグッドポイントです。

このフロアマットはアウトドア派に最適です。

  

次に紹介するのは空気清浄機です。

XV時代から 「プラズマクラスター イオン発生機 車載用 フィルター搭載タイプ ブラック IG-HCF15-B 」という空気清浄機を使っていました。

空気清浄機
空気清浄機の設置状況

XVの前に乗っていたウィッシュでは、フロントガラスにモヤッとした汚れが付きやすく、専用の布でガラスの内側をひんぱんに拭いてました。
XVでこの空気清浄機を使うようになって、その窓ふきの回数は格段に減りました。

また、ダッシュボードにたまる綿ボコリの量も少ないような気がします。

それもあって、アウトバックから採用しました。
そして寝ている間はポータブルバッテリーのシガーソケットを使って稼働させています (4時間で自動停止)。

車内をきれいに保つのに、この2点はお勧めです。

 更におまけの話題:車を水平に

車中泊では駐車する場所が常に水平とは限りません。

また寝床(ベッド)は水平になっていないと安眠できませんが、大体の駐車場では水はけを考えて若干の傾斜が設けられています。
少しの傾斜なら、高い方を頭にするとこで多少楽になりますが、それが出来ない場合や左右に傾斜している場合もあり、水平な場所を確保する(探す)のは意外に大変です。

今回、ネットで見つけた、車を整備する際にタイヤの下に敷いて車体を持ち上げるプラスチック製品(スロープジャッキ:重さ3.24kg/個 耐荷重3t)をステップワゴンで晩秋の北アルプスに行った際に使ってみたところ満足な結果でした。

別に説明するアウトバックのベッドの問題点を、このステップワゴンではクリアした(完全に水平平坦なベッドを完成)のですが、そうなると益々ベッドが水平であることの有難みが分かってきました。

このくさび状の製品のネット情報は下に示しますが、前方に傾斜している駐車場(上記の写真)では前のタイヤをそのスロープジャッキに乗せることで車体を水平にしています。

前後以外の方向に傾斜している場合でも、片側の両方タイヤに使うとか、乗せる位置を変えることである程度対応が可能と考えられます。

 

2. 寝床(ベッド)の作り方  ←次のブログです

  

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